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2016 当時のセブ活記

本場フィリピンローカルパーティーに行ったけど180分も待った話

 

本場ローカルパーティーに招待されたので行ってきたけど180分も待った話。

 

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語学学校の英語の先生の息子の3歳の誕生日パーティーにお呼ばれした。

フィリピンではこどもの誕生日は、日本以上にとても大切にお祝いする。

近所の人や子供たち、知り合いをたくさん呼んで・・・。

親は誕生日の何か月も前から貯金をして、当日はけっこう無理をしてでも盛大にお祝いするものらしい。

 

もともとパーティーもお祭りも大好きなフィリピンの人たち。

こうした誕生日パーティー以外にも、地域ごとに月末に『フィエスタ』と呼ばれるお祭りがわんさか開かれていて、たとえそこに住んでいなくとも気軽に招待してくれる。

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 他の先生と待ち合わせして、30分前に到着。

パーティーの開始時刻は3時。写真に写ってる一緒に来た私たちを除いて、まだ人もいない。まあ、30分前だから当たり前よね。

 

そして着いて早々目に入った、これ。

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そう、今日はマーク君3歳のお誕生日パーティー。

にしてもだ。明らかに特注の横断幕。両手広げても届かないくらいにデッカい。

こんなの作るんだ・・・!!!! 

気になったのでそれとなく聞いてみる。

 

 

"フィリピンだとこれってあたりまえなの?"

 

"そうね、みんな作るわね。誕生日にはこうして子どもの写真を送って作ってもらうの"

 

"へえ~あたりまえなんだ・・・。作ってもらうのって、いくらぐらい?高いよね"

 

"そうね~だいたい100ペソくらいよ"

 

"はぁあぇえ100ペソ?!?!?!うそでしょぉお"

 

フィリピンでは子どもの誕生日にこうして子供の写真と何かしらのキャラクターが印刷された大きな横断幕が飾られるのはどうやら本当らしい。

別の子の誕生日にも横断幕がどこかしらには貼られていたのを何回か見た。キャラクターはだいたいディズニー。

そして、一番驚くのがその安さ。

100ペソは日本でいうと220円くらい。(2016年8月現在)

フィリピンやっす!!!!!!!

 

そもそもこういうの作ってくれる業者と需要があるのがすごいところ。

 

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そうこうしてるうちに3時になったけど誰も来ない。始まるの、3時じゃなかったっけ?

このパーティーの主役のマーク君も見当たらない。彼は一体どこにいるのだろう。

どうしたんだろうな~と思いながらも、待つこと30分。

成り行きを見守っていると今回招待してくれた学校の先生であり、主催のマーク君のお母さんアイーシャが必死に電話をかけている。

 

"アイーシャ、なにがあったの?"

 

"料理を頼んでいるのだけど、料理を乗せた車がどうも迷ったみたいね~"

 

"えぇ~~~"

 

"料理は1時半に完成してるっていってたのに冷めちゃうわよね~"

 

・・・いやーほんとよ今3時半だから、2時間も前じゃないの~。

本当は2時には届いている予定だったらしい。

どうやらアイーシャも困っている様子で、しきりに電話をかけ直している。

 

まだまだ時間がかかりそうだなと思った矢先、近くに動物園があるから見に行きましょう!と他の先生が誘ってくれたので行くことに。

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イーグル??なにそれエィ~グルよ、と動物園でも発音を矯正されながらワシをみると滅茶苦茶ふあふあでかわいい。

林の中にある動物園だったが一通り見てみると、飼われている動物は

 

『シカ、サル、ワシ、よくわからん鳥、ウサギ、蛇』

という偏りカオス満載動物園だったことが判明した。

そんなカオス感をしっかり満喫したのち、そろそろかな~と4時半前にもどる。

 

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パーティーが始まる気配はまだまだ無さそう。

 

でも、人がだいぶ増えている!!誰も、時間どおりに来てなかったけれども!

そしてやっと料理が届いていた。これも1時間半遅れだけどね!!!!!!

 

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フィリピンの豪華な料理たちの定番メニューが出揃う出揃う!!

野菜率5%(今回はニンジン)がフィリピン料理の特徴で、のこりの95%は肉と炭水化物が占めている。さすがに慣れた。

そしてなにより一番に目に付くのは豚の丸焼き、"レチョン"。

フィリピンではレチョンはお祝い事には絶対欠かせない人気国民料理。

内臓を全て取り出し香草をかわりに詰めて、そして身体に棒を一刺し!

本当に数時間かけて、くるくる回して丸焼きをするのである。

 

適度に塩加減の効いた皮はパリパリで、身と一緒に食べると噛みごたえのある中でジンワ~~っと広がり、それはもう肉本来の旨味を存分に堪能できてしまう。

口の中の小世界は止まることなく、次から次へと頬張ってしまいたくなる。

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(この写真は別のフィエスタの時の特大レチョン)

 

食べる前にフィリピンの人たちは、皆お祈りの言葉をささげてからレチョンを戴く。 

美味しそうなご馳走たち。しかしこのご馳走にありつけるのはまだまだ、先の話である。

 

料理は着いた。お腹もすいた。人もやや集まってきた。音楽もやたら爆音で流し始めた。

しかしアイーシャはまだまだ電話を手放せない様子。現在5時前。

ついウトウト寝そうになっているとアイーシャが何が起きているのか教えてくれた。

 

"今日はお母さんに息子を預けているのだけれど、連絡が全く取れないの。もう1時間以上も!"

 

・・・確かに今日の主役マーク君なしにパーティーを始めることはできない。一番大事なことを忘れていた!!

話を聞けばマーク君にはサプライズでパーティーの準備をしていて、今日はアイーシャのお母さんにその旨を伝えて預かってもらっていたらしい。

お母さん、今日のこと知ってるはずなのにどこ行っちゃったんだろうか。

大変だね~と話しているとアイーシャも笑いだす。

 

"これがフィリピンタイムよ、あはは!!!"

 

 

フィリピンタイム。これは確実に存在する。

とにかく時間の概念がゆるいのなんの。陽気なフィリピン人の国民性ならではで、レストランの開店時刻も日替わりだし、レジの動作もとてもゆっく~りだったりする。

日本じゃ正直ハリ飛ばされる時間感覚だが、逆に言えば皆ゆるいので多少のことで問い詰められることもそうそうない。 ありがたい。まあ今回はいつも以上だけどね。

 

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気が付けばどっから来たのか子供たちも沢山いる。

カメラを向けるといい笑顔を向けてくれる彼らを眺めながら、パーティーの開始予定時刻が3時だったことを思い出す。あぁひまだ・・・ひま・・・ひま・・・

このとき時刻は6時前。

なんだかんだ3時間も経ち、これはもしかしてディズニーランドのアトラクション並み、いやそれ以上じゃないのかということに気がついたころ・・・。

やっと。

 

 

やっと。

 

 

 

やっと!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

主役のマーク君そして、

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ド派手な青色のケーキが届いた。

 

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 ミッキー???

 

 

 

そして集まった皆でフィリピン式ハッピーバースデーを歌い、

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時刻は6時過ぎ。

3時間遅れでようやく、パーティーがはじまったのであった。

 

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ご飯を食べた後は、ゲームの時間。

スイカ割りのようなルールで、スイカの変わりにお菓子をつるして順に探し当てるゲームは、かつてないはしゃぎっぷり。

洗面器に入った小麦粉に顔をつっこんで1ペソを探したり、ツイストゲームを新聞でやったり・・・。そしてダンス大好きフィリピン人はそれは踊る踊る。

写真が暗くて撮り切れなかったのが残念だ。

こどもたちだけではなくまわりの大人たちも、思い思いにみんなパーティーを楽しんでいた。

 

 

 

結局180分も待ちぼうけしてわかったこと

 

待っている間というのは、ぶっちゃけ苦痛でしかなかった。

いつはじまるのかも、なんではじまらないのかも全くわからない。

でもいざパーティーがはじまると、待っていた時のことはあっという間に忘れてしまった。

それに誰も待っている間も苛立っていなかったし、

はじまってからは大人も子供もご飯を思いっきり食べて、そして全力であそぶ。

パーティー自体を楽しんだのは1時間ちょっと。待っていた時間の半分もいかない。

でもよくよく考えればディズニーのアトラクションだって、楽しむ時間は待つ時間に比べて遥かに短い。

けれども退屈な待ち時間も、楽しい時間が来ればそれもアトラクションのひとつになる。

 

アイーシャが何カ月も前からこの日のために、お金を貯めようとに必死に働いていたのを知っている。

そして当日は来た人たちに楽しんで貰うために、何より子どもに喜んでもらうために豪華な食事にも一切手を付けずに気を配りつづけるアイーシャと、旦那さん。

来た人たちは皆でハッピーバースデーを恥ずかしがることなく大合唱する。

全力でマーク君の誕生日を一緒に楽しんでお祝いする。

 

 

なんて、あたたかいんだろうか。

フィリピンの人たちの底抜けの明るさと家族愛が、一気に身体に沁みこんでくる。

慣れたとはいえ苦痛で退屈だったはずのフィリピンタイムは今日、色んな人の慈愛に満ちた180分になった。

どこかで時間をただ守ることを気にしていた自分が、一気にばからしくなった。

 

 

 

 

楽しい時間は来る。それまでは、長くても悠々とした気持ちで時間を感じること。

焦ることはなくて、その時間が来れば全力で楽しめばいいのだ。

フィリピンのパーティーとフィリピンタイムは、ディズニーのアトラクションとおんなじだった。

 

 

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おめでとう!素敵な1年になりますように。

 

 

 

 

 

 

セブに来て5か月経った今をお送りするとこうなる

4月からセブ島に来てなんだかんだ5か月たちました。

はじめての記事を書きます。フクタミです。

この5か月半袖な生活を送り、蚊にさされることに抵抗がなくなりました。

 

そんな私がセブに来てから何が起こったのか。

しょーもないこと4つ、あげてみようと思います。

 

 

 1.ゴキブリ的生活サイクルからするっと解脱

 

6時就寝。13時起床。14時~翌01時までバイト(移動含め)

 

これが私の今年2、3月の主な一日のタイムスケジュールでした。

セブ島に行くことが決まっていたのでとにかく労働マンになりました。

単純に都内のスーパーで8時間働いていたのですが移動やら休憩やら含めるとこんな時間になるんですね。

バイトに合わせた生活時間なのである意味規則的でしたけど、親からは怒号の飛ぶ毎日でした。

そして私のLINEの返信にあまりにも時差があったからでしょう、何人かの友人が悟りを開きました。

 

そしてセブ島での現在はというと1時就寝。7時半起床という生活。

セブでの生活をはじめるにあたって、何よりもまずクズな生活習慣を変えるが目標でした。

そして、環境が私を変えてくれました。

社会に復帰できる準備は既に万端でしょう。

 

 

2.千里の道の0歩目の足をあげた

HTML、CSSRubyJavascript・・・?

サイトをつくるにあたりなにやら言語があるのは知っていたのですが、大学の単位のかかった講義でちょろっと書いたくらいでした。

ウェブサイトを作りたいといったことも考えたことなかったもとい、作れると思っていなかったので自分で勉強するということすら頭になかったんですね。

概念を頭に叩き込むことから始まり、自身のサイトをとりあえず作ってみるところまで頑張れるようになりました。

 

 3.マイ英語脳の化石採掘が本格化

私の英語脳はというと受験生でストップし、それ以降は日々の大学生活に埋もれていきすっかり2億年前の化石状態でした。

セブ島に来てから、平日はマンツーマンの英語の授業があります。

最初はとにかく日本人以外が怖くて緊張して、言葉を発する勇気がそもそも無かったところからはじまったのですが、毎日話すうちに英語への食わず嫌いは無くなっていました。

英語のWebサイトがgoogleでちらっとでてくるだけで即閉じていた状態から、英語のサイトでツアーを申し込めるようになりました。

 

かといってネイティブ並みになったわけではなく。

英語については後日書こうと思います。

 

 4.あー!マンゴー最高!!!!!!!!

南国フルーツ本拠地、セブ島のマンゴーの価格はぶっちゃけどえらいことになっています。

1キロ100ペソ、日本円で220円(8月現在)。

1キロだいたいマンゴー4~5個。つまり1個50円。

かたや日本には1個10000円のマンゴーが売られているらしく。

 

ここセブ島では夢の1日1マンゴーが可能なわけです。

マンゴーの健康効果は計り知れません。

そして新鮮で美味しいマンゴーを目利きできればもう無敵。

きっと一生分のマンゴーをここで食べることになるのでしょう。

あ~~~~美味しい~~~~

 

 

 

 

 ざっくりと、セブでの生活で変わったこと4つをあげてみました。

もちろんキャベツや肉も食べています。

魚の衛生状態がよくわからないので海の生き物たちはほとんど食べていません。

セブでの生活を振り返るとマンゴーに落ち着くのでしょうか。

 

書いてみると半年前からちょっとは変われているのかなと感じます。

セブでの生活のほかにも、服やら靴やらアイドルやら、あれやこれや書いていこうと思います。それでは!